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DATA
2000(平成12)年5月18日 AM6:44奈良市にて誕生 体重3,010グラム 身長49センチ胸囲31センチ 頭囲33センチ 男 40週4日 分娩所要時間6時間20分
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誕生
創太は、我が家の二番目の子として誕生した。 妊娠中も順調で、お産は「100点満点」と先生に褒められた。 長女の時よりも大きく生まれ、見るからに元気いっぱいの男の子で、退院後も順調に母乳とミルクの混合で育つ。 2ヶ月頃 あやすと良く笑い首も左右に動かすようになり、右手を口に持って行くのも上手くなってくる。 一回のミルクの量はあまり増えずに100t前後を一日7回程飲む。 3ヶ月頃 咳がでるので小児科へ行く。 首の据わりも遅いので診察してもらったが、異常は無いと言われ安心する。 あやすと良く笑い声を出して喜んでくれたり、表情も赤ちゃんらしくてかわいい。 一方で、機嫌が悪くなる時も多くなり、手足を思いっきり固く突っ張って泣いたりしだしたので、創太から目が離せなくなる。 4ヶ月頃 検診では、少し発達が遅れているかも知れないと言われた。 暫く経過を見ていくとになる。 この頃は、機嫌が良い日が続いていたが、また以前の様にぐずり出す様になった。 特に、音には凄く敏感になり飛び上がるほどビックリするので、なるべく静かにする様に努力する。 長女は、既にこの頃には首も据わって寝返りもしていた。 5ヶ月頃 離乳食を食べ始める。 初めて遊びだした。 手にオモチャを持たせると口元へ持って行き吸い付こうとした。 夜は、少し寝ては泣き、親子とも少ししか眠れない日が続く。 久々に私の顔を見て笑ってくれた(生後168日目) |
![]() こんにちは
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6ヶ月頃
初めて1回にミルクを190tの飲めた。(こんなに飲めたのはその後も3〜4回ぐらい) 少ないと20tで終わってしまうことも多い。 寝ている時、突然「ギヤー」と泣き叫ぶことが増えた。 抱くと安心して眠ろうとするが、1晩に5〜6回繰り返す事もあった。 MRIでは、「異常無し」と言われほっとする。(176日目) この頃から、昼夜常に機嫌が悪くなり、抱いていないと泣き続けため、カンガルーの親子の様に、一日中抱っこしていた。 (お腹に袋が有ればいいのにと思ってしまう程) 2時間眠り1時間以上泣き続けたりを繰り返し、泣きすぎて声をよく枯らしていた。 朝から1回笑ってくれた。(180日目) お風呂の後、創太の腕をぶらぶらしてやると、嬉しそうな顔を見せてくれた。 これが、最後の笑顔になってしまった。 187日目(2000年11月21日火曜日) 心臓のエコーの結果が出たが異常なし。 今までいろんな検査をしてきたが、異常は見られない 発達の遅れだけなのかな?と思ってしまう。 7ヶ月頃 掛かり付けの小児科で創太の事をきく。 「今のニころ異常は無いが、原因の分からない病気の可能性もある」的な事を言われた。 ショックだった。 何処も悪くないなら、だんだんと良くなる事を祈るしかない。 待つ事は、しんどいなぁと思う。 創太の目、耳はちゃんと見えたり聞こえたりしているか心配になる。 この頃から、体温の上下も激しくなる。 |
![]() ディズニーランドにて |
8ヶ月頃
これまでとは違う、病院に行く。 初診で「何らかの代謝異常かも知れない」と言われる。 「代謝異常」と言う言葉は、聞き慣れず良く解っていなかった。 9ヶ月頃 お風呂に入る時には、いつも大泣きで入っていたのに、急に泣かずに入れる様になった。 夜中も4〜5時間まとめて寝てくれる様になる。 一方で、急に「ギャー」と泣き叫ぶ事がまた増えた。 10ヶ月頃 ミルクに咽せるため、試みとして嚥下補助食品「トロメリン」を処方してもらう。 これにより咽せずに水分が摂れる様になった。 喉の奥で「痰」がゴロゴロするのが続く。 2回目のMRI検査を受ける。 結果が出るまで間に、実家の母が東京ディズニーランドに連れて行ってくれた。 (創太が生まれて)初めての家族旅行ですごく楽しめた。 ディズニーランドから帰った明くる日がMRIの検査結果を聞きに行く日だった。 これまでも色々な検査を受けてきて、どれも「異常無し」と言われ続けていたので、今回も創太と二人で気楽に病院へ行った。 「専門の先生から説明してもらいますので・・・」と言われて不安が走る。 写真を見ながら先生の説明が始まる。 一生懸命聞くけれど「難しい病気」としか解らなかった。 最後の方に「就学までは生きられないだろう」と言われ、やっと病気の重大さが理解出来て、その場で大泣きしてしまう。 病院からの帰りの車の中、そして家に着いてからも大声で泣いた。 部屋の隅に置かれた旅行のお土産の存在が、とても切なく思えた。 母ちゃんは、創太の事でこれまでに3回だけ大泣きした。 でも、3回目を最後に「泣かずに、これから(時間)を大切にしよう」と心に決めた。 それでも、創太を思うとすぐに涙が出てしまうけど・・・・・。 11ヶ月頃 手足がブルブルと痙攣の様に激しく動く。 チャイルドシートに座らせると宙に浮いてしまう両足を、明らかに創太の意志とは関係無に交互に振る様に大きく動かす。 体温は、相変わらず上下が激しい。(汗が出ず体温調整が出来ない) 創太は1歳を迎える。 育児休業が満了し仕事復帰のため、父ちゃんの実家へ同居させてもらい、祖父母に創太の世話をお願いする。 1歳2ヶ月 熱が下がらず、状態も悪いので、入院する(一週間)。 水分が摂れないので鼻からチューブを入れる。 見慣れないためショックだった。 でも、創太にとっては、栄養、水分が摂れる命を繋ぐチューブだ。 2歳 2歳になる前まで食事中や、食後戻す事が多かったが、2歳を迎えてからは戻す事が無くなった。 仕事に戻って1年、法律が変わり2002年4月から育児休業が生後3年まで延長された。 創太の3歳の誕生日まで、再度育児休業を取る事が出来る事になったので、自宅(マンション)へ戻る事にした。 私が仕事に行かず一日創太と一緒に居られるせいか、創太もすごく落ち着いている様な気がする。 このところ体調も崩さないし、機嫌も良い事が多く食欲もある。 全て順調に思える。 「病気の進行もストップしているのでは?」と思ってしまう。 最近見受けられた変化としては、腕(上腕)に汗をかくようになってきた。 寝ている間に舌根が落ちるのか、カッカッカッカッと息が詰まる様な音を立てる。 寝ている時など、四肢がとても冷たい時がある。 相変わらず、体温の調整は上手に出来ない。 呼んでも、顔を近付けても、創太はあまり目を合わさないが、母親が傍にいる事は解ってくれている様に思う。 少しでも一人になると「アーン、ウーン」と悲しげな声を出す。 とにかく、近くに誰か居ないと不安で仕方ない様だ。 もうすぐ、3歳を迎える |
![]() うさぎの枕−お気に入り |
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![]() 1歳の誕生日の頃 |
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